内定者専用SNSの画面
日本生命保険が運営する内定者専用SNSの画面
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 日本生命保険は、今年7月から2008年4月入社予定の新卒採用者(総合職)約240人を対象とした内定者専用のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を運営している。内定者のフォローを強化するとともに、内定者同士のコミュニケーションを促進し、内定辞退を防いだり、入社後の意欲向上につなげたりするのが狙い。

 法人向けコミュニティーサービスを提供するガイアックスのSNSサービス「フレッシャーズ」を採用した。登録した内定者は、日記を書けるほか、ほかの内定者や日本生命の担当者が立ち上げた特定の話題をテーマにした「コミュニティー」に参加して電子掲示板に書き込んだりできる。例えば、8月には「都市対抗野球でニッセイを応援しませんか?」というコミュニティーが立ち上がり、球場に応援に行く人を募るなどしている。約240人の対象者全員が参加しており、事務連絡などにも活用している。

 景気回復や少子化などの影響により、企業による新卒学生の囲い込みが活発になっている。人材派遣大手のスタッフサービスも内定者専用のSNSを立ち上げる(関連記事)など、若者に人気のあるSNSの活用が広がっている。