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細谷功の逃げるか、残るか、老化企業での身の処し方

第7回 「パラダイムシフト」が正を負に変える

細谷 功=ビジネスコンサルタント 2014/07/08 日経コンピュータ

 前回まで、会社の様々な「老化現象」についてそのメカニズムとともに解説してきました。このような「会社の老化現象」は、物理的及び心理的な普遍的不可逆性によって起きるために、スピードの早い遅いはあっても全ての組織に不可避なものですが、特に一部の現象は伝統的かつ規模の大きいICT関連企業に特徴的なものと言えます。

 今回は別の切り口で、なぜICT関連の企業がこのような時間的経過による組織の劣化現象としての老化が特に問題となるかについて解説します。ここまで述べてきた会社の老化現象は、基本的に一つのシステムとしての組織が継続的に運営されている上での不可逆的な現象として取り扱ってきました。これは外部環境の変化に関わらず、(人間の老化と同様に)組織体の劣化として起こっていくものです。

 これに加えて、組織の劣化のスピードは外部環境の変化にも影響されます。外部環境というのは、ニーズとシーズという観点から捉えることができます。つまり、これら外部環境としてのニーズやシーズの変化による組織とのミスマッチが「組織が時代遅れ」、つまり老化の一側面になっていく大きな要因になるのです。

 この点でICT関連の業界は他の業界と比べて特徴があります。それは特にシーズとしての技術的な変化が速く、かつ劇的に大きいことです。これがニーズの変化とも密接に関係してきます。

 組織論を語る上で、こうした変化の特徴として言えるのが、これが単なる連続的な変化ではなく、パラダイム、つまり基本的な考え方や価値観の抜本的変更を伴うものであることが多いことです。これによって、外部環境とのギャップの拡大という点で老化の進行した組織はますます非効率かつ非創造的な集団になっていってしまうのです。

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