IT技術者は自分の実力を証明するのか。答えの出しにくい問題ですが、ものさしの一つが資格でしょう。

 「情報処理学会、ITエンジニアの新認定制度を開始」を読んで、こんなことを考えていました。取得すれば一時金がもらえる、あるいは資格の有無で給与が変わるケースがあると聞きます。資格にIT技術者の実力を示す側面がなければ報酬が変わるはずはありません。

 情報処理学会が開始したのは「「認定情報技術者(CITP:Certified IT Professional)」と呼ぶIT技術者向けのプロフェッショナル認定制度。記事によれば、「CITP制度の策定・推進に当たっているのが、NEC、NTT、東芝、日立製作所、富士通、三菱電機という大手ベンダー6社という点だ。この6社がグループ会社を含めてCITP制度を導入する計画を立てており、業界内に普及する可能性がある」といいます。

 どこまで普及し、影響力を持つようになるのか、実力のものさしとして評価されるのか、興味があります。