今日で、Windows XPのサポートが終了しました。終了当日に、日本マイクロソフトがこの件で記者会見を開いています(関連記事:「XPを使うならインターネットからの切断を」、サポート終了で注意呼びかけXPとOffice 2003の「最後のパッチ」が公開、危険な脆弱性を修正)。

 サポート終了に伴う記者会見というのは、筆者の記憶ではほかにありません。素直にPCが社会に浸透した証ととらえるのがいいのかもしれません。

 ところでなぜ、XPはここまで使い続けられ、またサポート終了を迎えても使い続ける利用者がいるのでしょうか。長期間サポートし続けたこと自体が、乗り換えを阻害した面があるでしょう。直前までのWindowsに比べた信頼性の高さ、直後のWindows Vistaに対する評価の低さ、一時はデファクトスタンダードになっていたInternet Explorer 6でしか使えないシステムの存在などの要因を挙げることもできます。

 読者の皆さんは何が一番の理由だとお考えでしょうか。製品開発を考えるうえでのヒントがいくつもあるような気がします。