2014年1月28日、楽天は毎年恒例の「楽天市場ショップ・オブ・ザ・イヤー(SOY)2013」受賞店舗を発表した。そのなかに、ジャンル賞としてキッズ・ベビー・マタニティ部門で3年連続受賞を果たした店舗がある。「キャサリンコテージ」だ(写真1)。店長を務める運営会社の三原利治取締役は物言う店長として、「キャサリンコテージを怒らせると怖い」と楽天内部でその名を知られる存在になっている(写真2)。
子供用のドレスを販売するキャサリンコテージは、楽天物流が提供する物流代行サービス「楽天スーパーロジ」を、2013年5月から利用している(楽天スーパーロジの説明は前々回を参照)。
三原店長も前回紹介したミックスの落合一雄店長と同様に、今でこそ楽天スーパーロジを同業の店舗に勧めるほどの“ファン”になっているが、使い始める直前の2013年4月には「利用を取りやめる」と楽天幹部に通達するほど、楽天スーパーロジの受け入れ態勢のつたなさに苦労させられたという。
SOY受賞店舗はすなわち、楽天市場の流通総額の押し上げに大きく貢献した優良店舗である。約4万2000店ある楽天市場店舗の頂点に立つ集団だ。発言力も大きい。キャサリンコテージはその1つというわけだ。