今日、ソフトバンクが2014年3月期の第3四半期決算を発表しました(関連記事:ソフトバンクの2013年4~12月期決算は増収増益、「最大の危機は乗り越えた」)。連結売上高の通期予想は6兆円を超します。

 ふと思ったのが、東京・汐留に本拠を置く企業の売上高ランキング1位が富士通からソフトバンクに変わるということです。2014年3月期の富士通の連結売上高は4兆6800億円の予想ですから、差は1兆円を大きく超します。

 直接の原因はソフトバンクの米スプリント買収です。ただ、ソフトバンクがモバイル化の波を追い風にできたのに対して、富士通はそうできなかったことが構造的要因とは言えないでしょうか。

 モバイル化の波に飲み込まれず、いかに乗りこなすか。すべての企業に突き付けられている問題だと思います。