写真1●2013年4~12月期連結決算を発表するソフトバンクの孫正義社長
写真1●2013年4~12月期連結決算を発表するソフトバンクの孫正義社長
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 ソフトバンクは2014年2月12日、2013年4~12月期連結決算(国際会計基準)を発表した。売上高は前年同期比94.4%増の4兆5617億円、営業利益は同46.3%増の9242億円と増収増益だった。売上高は過去最高、営業利益は8期連続の最高益となる。

 説明会に登壇した孫正義社長(写真1)は20年前(1994年)の株式公開時を振り返り、売上高は100倍、営業利益は300倍に拡大したと強調。ただ、「この程度では全く満足しておらず、ここから本気で業績を伸ばしていく。助走が終わって本格的な拡大期に入る」として、さらなる成長に意欲を示した。

 売上高は2013年7月に買収した米スプリント・ネクステルの影響が大きく、約1兆7000億円の押し上げ効果があった。営業利益はスプリントが約582億円の押し下げ、ガンホー・オンライン・エンターテイメントとウィルコムの子会社化に伴う一時益が約2539億円の押し上げ効果となったが、これらを差し引いても売上高、営業利益ともに伸びているとした(関連記事:Sprintの13年Q4決算は増収で赤字縮小、新規契約のほとんどがタブレット)。