あけましておめでとうございます。本年もITpro Activeをよろしくお願いします。

 ITpro Activeは、2011年10月5日のオープン以来、PCとスマートフォンで、ユーザー企業の皆様に向けて、IT製品/サービスの検討や比較、導入に役立つ情報を提供してまいりました。2012年からは、ITpro Active製品選択支援セミナーなどのリアルなイベントにも注力しています。これからも、自社の課題を解決するためにIT製品/サービスの導入を検討している方々に向けて有益な情報を発信し続けてまいりますので、引き続き、よろしくお願いします。

フラッシュ、標的型攻撃、デスクトップ仮想化、垂直統合に注目

 さて、本稿のお題は、各媒体が扱う分野のトレンド予想ということなので、IT製品/サービス全般の2014年のトレンドを展望してみたい。

 ガートナーは、「クラウド」「インフォメーション(ビッグデータ)」「ソーシャル」「モバイル」の4つのテクノロジーの組み合わせを「Nexus of Forces」と呼び、Nexus of Forcesが今後ビジネスに大きなインパクトを与えるだろうと予測している(関連記事:“Nexus時代”のアプリケーション戦略(1)---先行するコンシューマITの動向を重視せよ)。

 IDCも「クラウド」「モビリティ」「ビッグデータ」「ソーシャル技術」の4つを「第3のプラットフォーム」と呼び、この分野が今後大きく成長する、と予測する。

 両社が言うとおり、「クラウド」「ビッグデータ」「ソーシャル」「モバイル」の4つは、2014年も引き続き、重要なキーワードであり続けるだろう。もっとも、これらの重要性についてはすでに語り尽くされた感があるので、ここではそれ以外のトレンドに目を向けたい。2014年のトレンドとして筆者が注目するのは、フラッシュストレージ、標的型攻撃対策製品、デスクトップ仮想化、垂直統合システムの4つだ。