写真1●片手で持てる小型タブレットがトレンド
写真1●片手で持てる小型タブレットがトレンド
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 IFA 2013においても、タブレットはスマートフォンに匹敵する注目カテゴリーだ。全体のトレンドとしては、iPad miniやNexus 7の成功後、各社が続々と小型タブレットを発表する傾向が続いている(写真1)。持ち運びが容易なこと、価格が魅力的なことも相まって、7~8インチの小型モデルはタブレット市場の激戦区となっている。第3回は、各社が発表したタブレットを振り返る。

タブレット市場にインテルが本格参入

 これまで米Qualcommや米NVIDIA製プロセッサを搭載したタブレットが大半を占める中で、新たに注目を集めているのが米インテルだ。IFA 2013でインテルが開催したプレス発表会では、“Bay Trail-T”のコードネームで知られている最新Atomプラットフォームを採用したタブレットを披露(写真2、関連記事:インテルがBay TrailタブレットやマルチバンドLTEモデムの最新情報を披露)。同時にマルチバンドに対応したLTEモデムも発表するなど、Atomを採用するAndroidタブレット市場に本格参入する格好となった。

写真2●Bay Trailタブレットを披露するインテルEMEA GM&VPのChristian Morales氏
写真2●Bay Trailタブレットを披露するインテルEMEA GM&VPのChristian Morales氏
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写真3●AndroidとWindows 8.1に両対応する
写真3●AndroidとWindows 8.1に両対応する
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 既にWindowsタブレットでは前モデル“Clover Trail”を採用したAtomタブレットが多数発売されている。さらにBay Trail-TはAndroid/Windows両対応となっているため(写真3)、Bay Trail-Tを採用したWindows 8.1タブレットも続々登場することが期待できる。

 なおインテルはIFA 2013におけるプレス発表後、開発者向けカンファレンス「IDF13」を米国・サンフランシスコで開催。Bay Trail-Tは「Atom Z3000」シリーズとして正式発表された。