この日、グローバル向けの発表だけでなく、中国国内向けの新製品の発表もあった。中国移動(チャイナモバイル)向けの「Xperia SP M35t」と、中国連通(チャイナユニコム)向けの「Xperia C S39h」だ(関連記事:ソニーモバイルがTD-LTE対応のXperiaを発表、中国移動向け)。前者のXperia SPは、ソニーモバイル初のTD-LTE対応スマートフォン。発表会では、中国移動の端末部門Chairman and General ManagerのHe Ning氏が、ソニーモバイルコミュニケ―ションズ Senior Vice President Head of Sales and MarketingのDennis van Schie氏とともに登壇、両社が良好な関係にあることを示した(写真2)。
MAEにブースを出展しているある関係者によると、今回のソニーモバイルの発表会開催についてMAE運営者は非常に感謝しているという。MAEのカンファレンスはアジアで事業を展開する携帯電話事業者トップが数多く登壇し、会場も盛り上がっている印象だが、一方の展示会は来場者は多いものの規模はそれほどでもない。同じGSMAが主催するMobile World Congress(MWC)の展示会の10分の1以下で、MWCのアジア版というには規模が小さすぎる印象だ。そんな中で展示会における“目玉”をソニーモバイルが発表したのだ。運営者側の“感謝”が中国向けビジネスにどう影響するのか注目したいところだ。