新しいユーザーインターフェースとタッチ操作対応をうたい、メジャーバージョンアップした「Windows 8」。改めてクラウドという視点から見直してみたい。筆者がそう思い立った理由は、Windows 8の新機能の1つである「Windowsストアアプリ」が増えてきたからである。もちろん、この中にはクラウドサービスに対応したものがある。どのようなアプリがあるのか、またその使い勝手を見ていこうというわけだ。
まずは、クラウドサービスに対応している標準のWindowsストアアプリについておさらいしよう。Windows 8には、「メール」「カレンダー」「SkyDrive」など、クラウドサービスと連携したWindowsストアアプリが用意されている。メールアプリは、マイクロソフトが運営するWebメール「Hotmail」や「Outlook.com」(関連記事)を利用できるほか、Webメールの定番「Gmail」にも対応する。ただし、Gmail単独では使えない。1つめのアカウントとして、HotmailやOutlook.comの「Microsoftアカウント」が必要になる。このアカウントを登録すると、Gmailなどのアカウントを追加できるのだ。ちょっと回りくどいが、利用できるだけでもよしとしよう。
カレンダーアプリも、定番の「Googleカレンダー」と連携できる。使い方はメールアプリ同様、カレンダーアプリを動作させるためにHotmailやOutlook.com等のMicrosoftアカウントが必要だ。起動したカレンダーアプリからGoogleアカウントを追加すると、Googleカレンダー上で登録した予定がカレンダーアプリに取り込まれる。