デザイナーがこだわったAndroidアプリのデザインを実現するXMLコーディングを解説する連載の第2回。前回は、デザイナーが作りたいと思うアプリと、こだわりたいポイントについて挙げていきました。
今回から実際のコーディングに入っていきますが、その前に、作るアプリについてしっかりと考えておきましょう。前回でも述べたとおり、ただのインスピレーションのデザインではなくて、ユーザーが使いやすいインタフェースを設計する必要があるからです。
作りたいアプリを決める
前回でも紹介しましたが、今回実装するのは、「CAT PATH」と題する仮想アプリです。
XMLコーディングのサンプルですのでシステム的な仕様はありませんが、画面を作っていく上で、ユーザーのユースケースなどはきちんと考えてインタフェースを設計する必要がありますので、大まかな内容だけ決めておきます。
<アプリの概要>
- 自分のアカウントを持ち、自分の猫の写真をアップしてアルバム(ギャラリー)にしていく
- 他のユーザーの猫とフレンド(友猫)になれる
- 気に入った友猫の写真をお気に入りに追加し、お気に入りギャラリーとしても楽しめる
<アプリの機能>
- 撮影する(エフェクト効果はとくになし)
- 友猫を名前で検索できる→フレンドになる
- 気に入った友猫の写真をお気に入りに追加する
まずは最小限の機能で考えていきましょう。
ここで、次のようなインタフェースが考えられます。
ホーム画面のデザインもアプリのイメージを高めるために起こしましたが、今回のサンプルとしては「友猫検索画面」を実際にコーディングしていきます。