現在Androidマーケットにあるアプリで「このデザインなら使いたい!」と思えるようなものは、残念ながら多くありません。デザイナーがそもそもプロジェクトにかかわっていないと思われるものもあれば、デザイナーはいるけれども全体として統率がとれていないものも多くあります。

 すぐれた機能のアプリであっても、ユーザーの満足度はデザインのクオリティによってかなり左右されてしまいます。この連載では、Androidアプリデザインのクオリティ向上を願い、実装のノウハウとともにデザイナーのこだわりと気持ちをお伝えしていきたいと思います。

 アプリの実際のXMLコーディングを通し、デザイナーがこだわるAndroidアプリのデザインを、いかにXMLで表現するかを突き詰めて考え、実装していきます。

写真1●この連載でUIをコーディングするアプリ「CAT PATH」
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