注目の書籍

好評発売中!

IT業界徹底研究就職ガイド2013年版

IT/ネット業界で働くと いうことを分かりやす く解説。2013年3月卒 業の学生向けの1冊。

必聴講座ご紹介

Cloud Days Tokyo 2012
クラウド時代を勝ち抜く企業戦略を考える

エムオーテックス


Cloud Days Tokyo 2012
クラウド時代の企業インフラとユーザー環境の姿

ヴイエムウェア


Cloud Days Osaka 2012
クラウドでIT維新を〜ビジネスを加速させるベストプラクティス

アマゾン データ サービス ジャパン

開発プロセス

PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)を生かす

ITpro

第62回 トラブル対応に必要な“余裕”をどう作る?

2009/11/17

第22回の『PMOは火消しの「遊軍」たれ 』で述べたように,不測の事態に即時対応できるよう,PMO(あるいはプロジェクトマネジャ)は常にある程度の余裕を持っているべきだ。それでは,PMOはどのように余裕を作り出せばよいのか。今回は,PMOが余裕を作り,本来PMOがすべき仕事に時間を割くにはどうすればよいのかを考えてみたい。

後藤 年成
マネジメントソリューションズ マネージャー PMP


 PMOは,進捗報告書のとりまとめやプロジェクトの課題管理など,それなりのルーティン業務を持っていることと思います。PMOが“余裕”を作り出すためのポイントは,ルーティン業務を徹底的に自動化することです。

 多くのプロジェクトでは,進捗管理や課題管理などにMicrosoft OfficeのWordやExcel,Outlook,Projectなどを利用していることと思います。これらのツールには,ルーティン作業を自動化するために便利な「関数」や「マクロ」といった機能があります。重要なことは,最初は多少工数をかけてでも,これらのツールを駆使するために徹底して自動化を進めることです。

 自分でマクロなどを組むのが苦手な方も,少し勉強すればすぐに慣れます。「いまさらマクロなんて」と抵抗のある方は,ツール作成の部分を他の人に依頼してもいいと思います。大抵,マクロが得意なメンバーはプロジェクトに1人ぐらいはいるものです。とにかく,「徹底的」に作り込むことが重要です。

PMOとしての存在価値を間違えるな!

 例えば,私が実際に在籍したあるプロジェクトでは,進捗管理に関して下記の11種類の資料を取りまとめて,1つの進捗資料を作っていました。

(1)進捗アジェンダ
(2)前回の議事録
(3)マスタースケジュール
(4)各チームのWBS
(5)各チームの進捗報告書
(6)課題一覧
(7)課題解消状況のグラフ
(8)変更管理一覧
(9)各チームごとの変更管理状況のサマリー
(10) テストの障害状況(障害数や障害解消数などのグラフ)
(11) テストの進捗状況(テストケース消化数や残ケースのグラフ)

 進捗会議の準備をしたことのある方はすぐ分かると思いますが,上記の資料を取りまとめたり,グラフを作成したり,印刷やホチキス止めなどをしたりすると,場合によっては半日以上の時間をとられてしまいます。当時の進捗会議の準備担当者は,毎週の準備に半日以上かけて取り組むことが自分の仕事だと思い込み,それを自慢にさえ感じていました。

 この作業が1回きりであるならば仕方がないでしょう。しかし,毎週の進捗会議のたびに半日も時間をとられるのでは,生産性の低さから見てたまったものではありません。

>>本当にPMOにしかできないことか?
次ページ以降はITpro会員(無料)の方のみお読みいただけます。
会員の方は、 ログインしてご覧ください。
まだ会員でない方は、ぜひ登録(無料)していただき、ITproの豊富なコンテンツをご覧ください。

この記事に対するfacebookコメント

nikkeibpITpro

読みましたか? 〜 未読記事をご紹介