モバイル・ネット大乱戦

 数年後,インターネットの利用はモバイル端末が主役になる。本格的なモバイル・インターネットの幕開けだ。ここに米アップルや米グーグルをはじめ異なる業種のプレーヤが参戦,35億人とも言われる巨大市場を奪い合う大競争時代に入る。これまでモバイル先進国として世界をリードしてきた日本のプレーヤも,グローバル化とオープン化を見据えた戦略を描く時がやってきた。

[1]iPhoneとAndroidが突きつける“国内産業空洞化”の最悪シナリオ 
[2]オープン化,グローバル化に乗らざるを得ない携帯電話事業者 
[3]次の競争の鍵を握る「ライフログ」 
[4]生き残りを賭け決断迫られる端末メーカー 
[5]携帯電話事業者は従来の形ではいられない 

この記事は,『日経コミュニケーション』2008年10月1日号 pp.32-45に掲載された内容を再編集したものです。