米Adobe SystemsがRIA(リッチ・インターネット・アプリケーション)新技術であるアプリケーション実行環境「AIR」と,RIA構築ツール「Flex」の新バージョンをついに正式リリースしました。RIAとは操作性や機能が“リッチな”Webアプリケーションを指します。実現技術としては,AjaxやFlashなどを利用します。ブラウザ上で動作するので,一般のデスクトップ・アプリケーションと異なり,クライアント・マシンのOSに依存せずに動作させられるのが特徴です。次世代RIA技術であるAIRはさらに,ブラウザにも依存しないアプリケーション実行環境を提供します。
AIRについては,ベータ版の段階から注目されているので,名前は聞いたことがある人は多いでしょうが,“正体”を理解している人はさほど多くないのではないかと思います。ここでは「AIR って何?」という人に向けて,基本的な仕組みや使い方を解説します。また,Flexの新バージョンであるFlex 3.0が従来バージョンとはどこが異なるのか,特徴となる新機能と強化点について簡単に紹介します。
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