大手保険会社のシステム運用を一手に担う東京海上日動システムズ。年間150件を超える運用系のトラブルを,2年で20分の1に減らした。その後も,合併によるシステム統合,トランザクション件数の増加など,システム運用は難しくなる一方だが,安定的な運用を維持している。何が成功をもたらしたのか。同社が実践するITマネジメントを,当事者に解説してもらう。

第1回 運用の形骸化防ぐ決め手はリスクの再認識と再評価 
第2回 SLAを基盤に意識改革,障害対応の組織力を高める 
第3回 重要な開発/委託先との連携,相互評価を組織的に実施 
第4回 着実なPDCAを実現するモニタリング体制と人材育成