●名称:Slackware 12.0
●提供元:Slackware Linux
●URL:http://www.slackware.com/
●対応機種:PC AT互換機

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 Slackware Linuxは2007年7月2日に,同プロジェクトが開発するLinuxディストリビューション「Slackware 12.0」を公開しました。Slackwareは,最古のLinuxディストリビューションの1つで,構成がシンプルな点が特徴です。

 Slackware 12.0は,カーネルに2.6.21.5,glibcは2.5,gccは4.1.2を採用しています。

 デスクトップ環境関連では,X Window SystemにX.Org X11R7.2.0,統合デスクトップ環境にKDE 3.5.7や,Xfce 4.4.1が導入できます。

 ここでは,Slackware Linux Projectが配布しているインストールDVD(PC AT互換機用)を用いた場合のインストール方法を紹介します。

Slackwareを利用する際の注意点

 インストール時にトラブルを避けるには,事前の準備が欠かせません。インストール作業に取り掛かる前に次の5点を確認してください。

 (1)インストール作業の前に,DVD-ROMから起動するようパソコンのBIOSを設定します。設定方法はパソコンに付属しているマニュアルなどに記載されています。また,USBメモリーにインストーラを入れることが可能です。このUSBメモリーから起動することで,インストーラが起動します。USBメモリーへのインストーラの導入方法は,usb-and-pxe-installerディレクトリにある「README_USB.TXT」ファイルを参照ください。

 (2)WindowsとLinuxをインストールしておき,起動時に選択する場合には,あらかじめWindowsの起動ディスクを作成しておくことをお勧めします。Linuxのインストールが正常に終了しなかったときにWindowsを起動するには,この起動ディスクが必要な場合があります。

 Linuxを削除してWindowsだけが起動する環境に戻すときには,ハード・ディスクの先頭領域にあるMBR(マスター・ブート・レコード)に,Windowsを起動するプログラムを書き込む必要があります。それには,Windowsの起動ディスクを使ってWindowsを起動し,コマンド・プロンプトで「fdisk /mbr」コマンドを実行します。Windows XPや同2000の場合は,Windows回復コンソールを利用します(詳しくは,http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;JP229716を参照)。

 (3)使用するパソコンのハードウエアによっては,Linuxをインストールしただけでは利用できない場合があります。例えば,ギガビット対応のイーサネット・カードや無線LANは利用できない場合があります。そのため,ベンダーなどからLinux用のドライバを入手する必要があります。

 (4)特にWindowsパソコンにLinuxを追加インストールする際には注意が必要です。誤った手順により,ハード・ディスクの Windows側の領域を消去してしまう可能性があるためです。パーティション操作について不慣れな場合は,Linux専用のパソコンやハード・ディスクを用意して,そこにインストールすることをお勧めします。

 (5)Slackwareは日本語に関連するパッケージは含まれていません。そのため,インストール後は英語のみでの利用になります。もし,日本語を利用したい場合は,日本語フォントや日本語入力ソフト,かな漢字変換ソフトなどを独自に入手してインストールする必要があります。日本語化については個人の責任で行って下さい。詳しい手法等については「Slackware Add-on package Project」等を参照して下さい。