インターネット上で滑らかなアニメーションや,Windowsアプリケーションのような動きをするコンテンツを見る機会が増えてきています。ご存じの方も多いと思いますが,これらのコンテンツの多くは,マクロメディアのMacromedia Flashというソフトを使用して作成されています。

 一般に,「Flash=Web用アニメーション制作ツール」とみられがちですが,実はこのFlash,プログラミング・ツールとして見てもなかなか面白いのです。Flashが備えるスクリプト言語ActionScriptでプログラミングをすることによって,さまざまなアプリケーションを開発できます。ここでは,Macromedia Flash MX Professional 2004(以下,単にFlashと呼びます)を使ったアプリケーション開発について解説していきます。Flashを持っていない人は,試用期間が1カ月間に限られますが,マクロメディアのWebサイトで公開している無償トライアル版の利用を検討してみてください。

第1回 まずは開発環境の画面をながめてみよう

第2回 アプリケーションの画面を作成してみよう

第3回 コードを記述しよう

第4回 スライドプレゼンテーションとフォームアプリケーションの違い

第5回 マルチページ形式アプリを作ってみよう

第6回 ボタンにコードを記述しよう

第7回 イベント処理には三つの方法がある

第8回 イベント・リスナー方式を学ぼう

第9回 ActionScripって何?

第10回 ムービークリップとタイムライン

第11回 タイムラインを変数とスコープチェーン

第12回 クラス・ファイルを作ってみる

第13回 作成したクラスを使ってみる

第14回 継承と多態性を学ぶ

第15回 外部ファイルを読み込ませてみよう

第16回 サーバーに対してデータを送受信する

第17回 外部のXMLファイルを表形式で表示する