シード・プランニングは、2013年の国内ビデオ会議/Web会議/音声会議関連市場規模は約423億円と発表した。14年は450億円まで拡大する。

 ビデオ会議は、主に専用端末を利用して音声や画像などを扱う会議システム。大画面で高解像度のテレプレゼンスタイプも、ビデオ会議に含まれる。一方のWeb会議は、パソコンで利用するシステム。ソフトウエアをインストールしてオンプレミスで運用するSIタイプと、クラウド経由で利用するASPタイプに分かれる。MCU(多地点接続装置)は、3拠点以上のテレビ会議を1拠点に同時接続する装置だ。

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 2013年はビデオ会議市場がWeb会議市場を上回っていたが、2014年にはビデオ会議市場が119億円、Web会議市場が120億円と、市場規模が逆転する見込みだ。

 2013年のビデオ会議市場におけるメーカー別のシェアは、シスコシステムズがトップで、ポリコム、ソニー、パナソニックが続く。Web会議市場は、ブイキューブがトップ。以下シスコシステムズ、NTTアイティ、ジャパンメディアシステムの順となる。また同市場では、SIタイプが31%、ASPタイプが69%を占める。SIタイプは、沖電気工業とNTTアイティのシェアが高い。ASPタイプは、ブイキューブとシスコシステムズの上位2社で全体の5割以上のシェアを占めている。