この1年ほど、ビッグデータ分析やデータサイエンティストの活躍が注目を集め、連日メディアをにぎわすようになりました。しかし、そこではどのようなツールが使われていて、どのような環境で分析が行われているのかが、具体的に紹介されているものが少ないと感じています。

 そこでこの特集では「ビッグデータをどのようなツールで分析しているのか」と「ビッグデータはどんな手法で分析すればよいのか」に焦点を当てたいと思います。ビッグデータ分析の具体的な「HOW」について紹介していきます。

 そのHOWを身に付け、これまで活用できなかったビッグデータを分析すると、どのような効果が得られるのでしょうか。私たちギックスのこれまでのコンサルティング経験のなかでは、以下のような効果が得られたケースがありました(初公開!IBM辞めたギックスの3人はこうやってビューカード400万会員のデータを分析している)。

・今まで明確ではなかった自社の事業構造が把握でき、自社の強みや弱みを理解できた。思いもしなかった有望顧客を発見できたケースもある。

・感覚的に正しいと思っていたことが数字の裏付けとともに証明された。その結果、社内での合意形成がスムーズに行えた。

・実施した施策の効果を数字で測定するKPI(重要業績評価指標)を設定し、改善の打ち手を考えることができた。

 宝の山とも評されるビッグデータですが、現実にはまだまだ、有効に活用できているケースが少ないと思います。上記のような結果には至っていない案件が数多くあります。

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