Windows XPを新OSに移行する時期
Windows XPを新OSに移行する時期

 Windows XPを業務用PCとして利用中のIT管理者のうち、約半数がサポート終了後もXP搭載機の継続利用を考えている。トレンドマイクロが実施した調査で明らかになった。新OSへの移行予定を尋ねたところ、「2014年4月までに移行する」と回答したのは52.3%。つまり、約半数の47.7%はサポート終了後もXP搭載端末を使い続けることになる。

 サポート終了後もXPを利用するとした回答者の中で、2014年中の移行を予定しているのは全体の2割弱。この数字を上回る22.4%が「現在移行予定はない」としている。

現在もWindows XPを利用している理由(複数回答)
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 XPを使い続ける理由として多かったのは、「時間の関係で全て移行しきれていない」(43.0%)、「XPでないと動かない業務アプリケーションがある」(42.6%)、「移行コストがかかる」(37.5%)など。新OSに移行したくてもすぐにはできない企業ユーザーが多いことが分かる。一方、「現状でも業務に支障はない」との回答も23.8%あり、新OSへの移行は業務上必要ないと判断するIT管理者が一定数いることが分かった。

 トレンドマイクロは、やむを得ずXPを使用し続ける場合はセキュリティ対策を再点検することや、ネットに接続しない場合も未接続の端末で不正プログラムの検索が可能なツールを導入することなどを勧めている。