サイボウズスタートアップスの「Cloudum」は、複数のクラウドのアカウント情報を一元管理するクラウド型のID管理サービスである。各クラウドシステムへのアカウントの自動登録や登録するためのデータ作成はすべてCloudumが行う。アカウント情報のCSV登録・変更登録は、事前予約もできる。
最近は、グループウエアは「cybozu.com」、メールサーバーは「Google Apps」、Office製品は「Microsoft Office365」など、たくさんのクラウドサービスを組み合わせて社内システムを構築する企業が増えてきた。クラウドサービスに必要なユーザー情報や組織情報などのアカウント情報は各システムよって異なるため、利用するクラウドサービスの数に比例して、そのメンテナンス作業も増え、管理者の負荷も増えていく。
そこで、アカウント情報を一括管理するクラウドサービス「Cloudum」を利用する。管理者は、Cloudumのアカウント情報をメンテナンスすれば、各クラウドサービスのアカウント情報の登録状態やライセンスの利用状態を把握し、管理できる。
Cloudum内には、人事システムやシステム管理者の入力データなどから、ID、パスワード、住所などのユーザー情報、役職情報などの項目が登録されている。Cloudumは、これらの情報から最適な項目を自動的に選んで、各クラウドサービスのアカウント情報を作成・登録・管理する。現在、Cloudumが対応可能なクラウドサービスは、「cybozu.com」「Google Apps」「Microsoft Office365」「サイボウズスタートアップス 安否確認サービス」の4サービス。今後は、アカウント管理が必要なすべてのクラウドサービスに対応することを目指すという。
なお、Cloudumに未対応のクラウドサービスや自社開発の独自システムを管理するためには、1システムあたり5万円のシステム登録費用が必要。2014年8月末まで、システム登録費用を無料で提供するキャンペーンを実施する。また、 サイボウズスタートアップス社、サイボウズ社のクラウドサービスを利用しているユーザーには、優待料金(cybozu.comのユーザーは半額など)を用意している。
主なサービス内容 | 複数のクラウドのアカウント情報を一元管理するクラウド型のID管理サービス。各クラウドシステムへのアカウントの自動登録や登録するためのデータ作成はすべてCloudumが行い、アカウント情報のCSV登録・変更登録は事前予約もできる。 |
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料金(税別) | 8000円/月(管理ユーザー数50名まで) 1万2000円(管理ユーザー数100名まで) 1万6000円(管理ユーザー数200名まで) 2万円(管理ユーザー数300名まで) 2万4000円(管理ユーザー数500名まで) 2万8000円(管理ユーザー数700名まで) 3万2000円(管理ユーザー数1000名まで) |
発表 | 2013年12月18日 |
提供開始 | 2013年12月18日 |