インターネット経由で外部のストレージを利用するオンラインストレージサービスは、個人の気軽なデータ置き場から部門単位のバックアップまで、いまや様々な局面で活用されている。ITpro Activeが2012年10月4日-21日にかけて実施した利用実態調査でも、全回答者715人のうち482人(67.4%)が、オンラインストレージを「利用している」と答えた(図1)。以下、この482人に対して、満足度や利用中のサービスなどを質問した。

シェアトップのDropboxと2位のGoogleDriveに高評価
調査結果を見る限り、オンラインストレージ利用者の満足度は高い。全体的な満足度は「満足」が23.4%、「ほぼ満足」が45.9%で、合計で7割弱にも達する(図2)。これに対して「やや不満」は6.2%、「不満」はわずか1.0%に過ぎなかった。

全体的な満足度とは別に、「使い方が難しい」「反応速度が遅い」といった個別の項目ごとに不満に感じるかどうかも尋ねた(図3)。ここでも「(不満は)特にない」(44.6%)が最も多く、やはり満足度の高さが伺える結果となった。

利用しているオンラインストレージサービスを尋ねたところ、Dropboxが33.4%で最も多い(図4)。これにGoogleDrive(13.7%)、iCloud(13.3%)、Windows Live SkyDrive(11.4%)が続いている。

これらトップ4の全体的な満足度をそれぞれ見ると、Dropboxは「満足」が26.7%、「ほぼ満足」が50.9%で、シェア2位のGoogleDrive(「満足」28.8%、「ほぼ満足」42.4%)とほぼ横並び(図5)。3位のiCloud(「満足」15.9%、「ほぼ満足」46.0%)、4位のWindows Live SkyDrive(「満足」13.0%、「ほぼ満足」55.6%)は、上位2つと比べて満足度がやや低い結果となっている。
