LAPLINKヘルプデスクの画面
LAPLINKヘルプデスクの画面
[画像のクリックで拡大表示]

 インターコムの「LAPLINKヘルプデスク」は、エンドユーザーのパソコンを遠隔操作しながら、操作方法の説明や設定の変更、ファイルのコピーなどができるクラウド型の遠隔サポートツールである。ユーザーが専用ソフトでサポートセンターにアクセスすると、サポートスタッフがパソコンに遠隔接続するという仕組みになっている。

 管理画面では、サポートスタッフ全員の行動履歴の確認や統計データのグラフ表示が可能である。例えば、接続相手、サポート開始/終了時刻、ファイル転送の有無などを調査できる。また、CSV(カンマ区切り)形式で行動履歴や統計データを出力し、他の情報と合わせて活用することもできる。

 2012年8月に発表した最新版「Ver.2.0」では、以下の五つの機能強化を施した。

 (1)サポートスタッフが複数パソコンに同時接続して、複数ユーザーの相手ができる(サポートセンター側1ライセンスにつき3クライアントまで)。これにより、例えばソフトウエアのダウンロード中に、他のユーザーの相手ができる。

 (2)ユーザーが管理者権限を持っていないパソコンでも、ソフトウエアを遠隔インストールできる(一部機能制限あり)。

 (3)ユーザーが複数のディスプレイを使用している場合、サポートスタッフがそれらをまとめて1画面で閲覧できる。

 (4)ファイル転送で、ファイルごとにユーザーの許諾を得る。これにより、変更が必要な設定ファイルは転送を許可し、機密文書などは転送を許可しないといったセキュリティ対策が可能。

 (5)管理ツールの使用者に対して、サポートセンタープログラムの設定変更を禁止できる。これにより、設定変更を行う者を限定する。

インターコム「LAPLINKヘルプデスク Ver.2.0」の概要
クライアント動作環境Windows 7 SP1/Vista SP2/XP SP3、Windows Server 2003 SP2、Windows 2008 SP2/2008 R2 SP1、MacOS X 10.5/10.6/10.7、Android
価格(税別)1~9ライセンスは2万円/年、10~49ライセンスは1万8000円/年、50~99ライセンスは1万6000円/年
発表2012年8月27日
提供開始2012年9月3日