ヤマトシステム開発の「クロネコデータセンター クラウド(IaaS)」は、IaaS型サービスである。ヤマト運輸の宅配便システムを支える東京・大阪2カ所のデータセンターを利用する。システム基盤の設計と構築、性能検証などは、ネットワンシステムズが担当した。
貸し出すリソースは、パブリッククラウドまたはプライベートクラウドを構築するためのCPU、メモリー、ハードディスク、ネットワークなど。例えば、プライベートクラウドは、動作周波数2.4GHz相当の仮想CPU×1、メモリー2Gバイト、ハードディスク50Gバイトを最小構成として、ユーザー企業のニーズに合わせてリソースを提供する。サポートするOSは、Windows、Linux、Solaris、CentOS、FreeBSD、Debian Linux、Mac OSなど。ユーザー企業は、専用管理ツールを使ってCPU数やメモリー容量などを設定する。
オプションのバックアップサービスを申し込むと、標準で東京と大阪の各データセンターを結ぶ通信回線を提供するので、広域災害対策用のバックアップ環境を容易に構築できる。また、遠隔ミラーリング(データベース、アプリケーション、Web)が可能。
なお、使用するデータセンターは、震度7クラスの地震に耐え得る免震構造で、二重化電源や自家発電装置を備える。24時間有人監視、バイオメトリクス認証(血液認証や虹彩認証)、入退室監視装置などによるセキュリティ対策を実施している。
サービス名 | クロネコデータセンター クラウド(IaaS) |
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タイプ |   |
会社名 | ヤマトシステム開発 |
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発表日 | 2012年7月 |
提供開始 | 2012年7月 |
提供形態 | サービス |
価格 | ■初期費用:5万円から ■月額費用:2万9000円から いずれも税別 |
備考 | - |
最終確認日 | 2012年8月21日 |