資料の紹介

 昨今のモノづくりは大量生産から多品種少量生産へと移行し、多くの現場では部品の取り出しから組立・検査まで1人もしくは少人数チームが手作業で行う「セル生産方式」が採用されている。一方で、労働力不足の影響により、現場での技術継承は難しくなってきている。品質を確保するためには、作業者に手順や指示を正確に伝える必要がある。

 製造現場では、手順や指示を伝えるためにLEDと光電センサーで作業手順を指示する「デジタル表示板方式」の組立支援システムが導入されている。しかし、この方式では品質確認ポイントなどの細かい注意喚起ができず、部品ごとにLEDや光電センサーの配置や制御プログラムの設定が必要となる。ライン新設や工程変更が常態化する多品種少量生産では最適とは言えない。

 そうした課題を解決するのが、プロジェクターを使った組立支援システムである。立体構造物の表面に映像を投影するプロジェクションマッピングの原理を活用して、的確な組立作業の指示を実現するというものだ。作業工程をUSBカメラで画像センシングし、間違った部品を取り出すとエラーを表示することまで可能だ。さらに、USBカメラで作業ログを保存して組立工程の改善に役立てることもできる。本資料では、この組立支援システムについて解説し、実際の導入事例から、品質の安定と作業者の早期習熟の実現といった成果を紹介する。

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