資料の紹介
研究開発に生産部門、そして営業部門などで、相互に情報が公開されていないと、顧客のさまざまな要求に組織が応えられないのは当然のことだ。製造系の企業の多くは、研究・開発部門、製造・製品管理・品質保証部門、営業部門、顧客の間で情報の分断が起きている。その結果、研究・開発部門では開発テーマが場当たり的になり、資源投入がいつも中途半端になるといった問題が起きる。製造・生産管理・品質保証部門では在庫切れが頻発する、売り上げ予測が見えない、営業からアフターフォローの情報が入ってこない、といった問題が生じる。営業部門では、開発が営業のいうことに耳を傾けない、目先の売り上げの数字作りばかりにとらわれるといった問題が現れる。これらの問題が経営戦略に影響をもらたし、事業責任がわかりにくくなったり、顧客との距離が遠くなったりするのである。
情報共有とは一種の文化である。これがなければ、営業の進捗状況や的確なアドバイスが困難で、製造・開発・品質保証部門における再現性が低くなる。また、社員、部門、拠点間の交流が途絶し、横展開が難しくなって、社内の雰囲気が悪化する。
本資料はこのような企業における「情報が見えない」状況を詳しく解説し、その打開策として社内情報が部門や拠点を越えて、うまく循環する方策を紹介している。