資料の紹介
「スマートコネクテッド」製品の時代が来ている。ネットワークに常時接続し、データをやりとりする製品のことだ。しかしスマートコネクテッド製品には、エンジニアリング上の課題がある。主なものをまとめると「サイズ、重量、電力、冷却」「感知およびコネクティビリティー」「信頼性および安全性」「システム統合」「製品の耐久性」の5つに集約できる。
これらの課題には、発熱問題がやっかいな小型で高速無線処理を実現するUSBスティック用チップセット開発から、コネクティッドカーとも呼ばれる現代の自動車における1億行以上の組み込みソフトウエアの検証まで、あるいは人工衛星における-160~3,000℃の温度に加えて,マッハ6を超える速度などの非常に過酷な条件での実証といった、人手では実行不能なものも含まれる。そこで、必要になるのがソフトによるシミュレーションである。
本資料は、スマート製品を設計・開発する上で必須となるシミュレーション技術について、5つの側面から解説するものである。各項目で、先進企業の事例を紹介しながら、ソフトによるシミュレーションでどのような問題を解決していったかが分かるようになっている。