資料の紹介
福岡県久留米市で災害拠点病院の認定を受けている聖マリア病院は、電子カルテシステムのリプレースを機にストレージシステムを刷新。相互レプリケーションにより短時間でのシステム再起動を可能にした。それと同時に、SSD(ソリッドステートドライブ)キャッシュの効果でI/O負荷の重い電子カルテも軽快に動作するようにした。
同病院は2011年秋に初の仮想化環境を導入し、主要な業務システムの仮想化に着手した。年々増え続けるサーバーを仮想化環境へ集約し、設置スペースや消費電力の削減といった成果をあげてきた。その一方で、重要業務データの保護や、システム障害発生時の迅速な業務復旧という面ではまだ改善点があり、災害拠点病院として早期の解消を目指していた。
本資料では、電子カルテや各種医療情報システムが稼働する仮想化基盤向けに、聖マリア病院が新たに導入したストレージについて、採用の決め手や導入効果を紹介する。これまでは万一の場合に復旧できるデータは、前日時点のものだった。それが、15分前のデータを復旧できるようになるなど、同病院が抱えていた課題の多くを解消できたという。