資料の紹介
地震などの災害が起きても事業を素早く再開するために、社内サーバーで稼働していた業務システムをクラウドに移行する企業が増えている。そこで問題となるのが、インターネット接続に遅延が発生し、従来と同じ処理を安定して実行できないケースがあることだ。
食肉加工卸のビセラル(東京・足立)は、食肉販売管理システムをAWSでクラウド化するのに伴い、VPN(仮想プライベートネットワーク)を活用した新たな接続方法を採用することで、遅延の少ない通信環境を確保した。食肉卸では、飲食店が営業を終える深夜から早朝に注文が集中し、それを納品書にまとめて昼までに出荷しなければならない。負荷の高い処理を無理なく実現できる仕組みが不可欠だった。
本資料では、販売管理システムのクラウド化に当たって安定したパフォーマンスを確保するために、ビセラルが採用した仕組みを具体的に紹介する。同社の場合、繁忙期の受注件数は午前中だけで数千件にも及ぶが、クラウド上でトラブルなく処理できているという。