資料の紹介
保険会社において、会計プロセスやツールが業務部門や事業部門ごとに異なっていたり、必要なデータが数百本ものファイルにバラバラに保管されていたり、といったことは珍しくない。しかし、こうした旧式で半手動の会計プロセスは、2017年5月に公表された新しい国際財務報告基準「IFRS17」によって変革を余儀なくされている。
IFRS17の主な目標は、財務報告書の比較性を高めることと、変化の理由について洞察を深められるようにすることだ。同基準は、基本的な財務報告書にかなりの規模の変更をもたらすため、新しい保険数理計算や勘定科目体系、KPI群への対応が不可欠であり、会計システムにも、それらを適切に管理できるような対応が求められる。
本資料では、保険会社のIFRS17への移行に伴う課題をあげ、対応に必要なシステムの選定時に考慮すべき10大要素について説明する。IFRS17の遵守期限は2021年1月だが、財務管理などの業務プロセスやデータ、システムに多大な影響が及ぶため、今すぐ準備を開始しても決して早すぎることはない。