資料の紹介
スターフライヤーは、国内航空業種で9年連続顧客満足度第1位を獲得するなど、高品質なサービスで利用者の支持を得ている。ただし、そのITシステム運用には、さまざまな課題を抱えていた。最も大きい課題は、運用業務が想定を超えて増大し、攻めのITを企画推進することにも支障をきたしていたことだ。また、運用業務が特定の担当者に集中し、担当者の代替がきかず、事業継続リスクが高まっていた。
そこで同社は、システム基盤の刷新と運用業務の見直しを決断。システム基盤としてクラウドを活用し、運用・保守業務もアウトソースすることを選択した。その結果、セキュリティレベルが上がり、インシデント数も大幅に減少。かつ、トラブル対応のスピードも大幅に上がった。これにより、攻めのITに向けた戦略企画業務に注力できる環境を整えた。
同社は、今年10月、拡大するインバウンド需要をとらえるため、国際線事業に再参入する。今回のシステム基盤の刷新と運用アウトソースは、そのためにも重要なプロジェクトだったのだ。本レポートでは、その取り組みの詳細が明らかにされる。