日本HPは2019年6月13日、AI向けモバイル型ワークステーションの新製品を発表した。15インチの「HP ZBook 15 G6 Mobile Workstation」と17インチの「HP ZBook 17 G6 Mobile Workstation」で、8月中旬から販売を開始する。日本HPの岡隆史社長は、「ワークスタイル変革もあり、データサイエンティストらにモバイルでもAI(人工知能)分析可能な高スペックが求められている」と強調した。

モバイル型ワークステーションの新製品について説明する日本HPの岡隆史社長
モバイル型ワークステーションの新製品について説明する日本HPの岡隆史社長
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 HPによるとデータサイエンティストによるAI分析以外にも、店舗や製造ラインに設置したカメラやセンサーのデータを瞬時に分析して、無人での購入完了や不良在庫の発見などの用途も考えられるという。

 2製品のスペックは、プロセッサはインテルCore i9‐9880Hなど複数から選択できる。メモリーは最大128GB、グラフィックボードは15インチのモデルがNVIDIA Quadro RTX1000からRTX3000まで。17インチのモデルはRTX4000やRTX5000も搭載可能。価格は「HP ZBook 15 G6 Mobile Workstation」が26万8000円から。「HP ZBook 17 G6 Mobile Workstation」は31万8000円から(いずれも税抜き)。