パスワードを使い回さない方法としては、パスワード管理ソフトを使う以外に認証連携のサービスを利用する方法もある。認証連携という言葉は聞き慣れないかもしれないが、現在では広く使われていて、目にしている人も多いはずだ。
まずは別サービスにログイン
認証連携を利用しているサービスのログイン画面では、「他のサービスのIDを利用する」といった画面が表示される。ここで表示されるFacebookやLINEなどが、認証連携を提供しているサービスになる。
例えばFacebookのアイコンが付いたボタンを押すと、Facebookのログイン画面が表示される(同じWebブラウザーやスマートフォンで既にログイン済みの場合、ログイン画面はスキップされる)。
ここでFacebookのアカウントのIDやパスワードを入力してログインし、次の画面で必要な情報を渡すことを許可すると、もともとアクセスしたいと思っていたサービスにログインできる。
このように、あるサービスを利用する際に、新たにアカウントを作るのではなく、他のサービスで使っている利用者情報を使って認証を受けるのが認証連携だ。利用者は認証連携の機能を提供しているサービスのIDやパスワードを使って、複数のサービスを利用できる。