日本テラデータの「Teradata Vantage」は、データ分析の需要に合わせて、リレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)に、機械学習エンジンやグラフ分析などのデータ分析機能を統合した製品である。

Teradata Vantageのソフトウエア構成とアーキテクチャ
Teradata Vantageのソフトウエア構成とアーキテクチャ
(出所:日本テラデータ)
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 RDBMSの「Teradata Database」と、データ分析基盤の「Teradata Aster Analytics」を統合している。各種のデータに対して、ユーザーの好みの言語やデータ分析ツールを使ってアクセスできる。

 初期リリースでは、SQLエンジン、機械学習エンジン、グラフエンジンの3つのエンジンを提供する。これらに対して、SQL、R、Pythonの3つの言語でアクセスできる。データストアは1つであり、分析エンジンから共通で利用できる。

 分析ツールとして、Teradata AppCenter、RStudio、Jupyterなどを利用できる。QueryGridと呼ぶ外部データソースにアクセスするゲートウエイ機能も備えており、例えばSQLで外部のHadoopにアクセスできる。

 ユーザーは、目的ごとに分析エンジンを使い分ける必要がない。例えば、SQLエンジンにアクセスすると、内容に応じて適切な分析エンジンに処理を割り振ってくれる。分析エンジンごとにデータを切り出す必要がないので、データが重複せずに済む。

Teradata Vantageの概要
用途と機能データ分析の需要に合わせて、リレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)に、機械学習エンジンやグラフデータベースなどのデータ分析機能を統合した製品
主なソフトウエア構成 RDBMSの「Teradata Database」と、データ分析基盤の「Teradata Aster Analytics」を統合している
特徴各種のデータに対して、ユーザーの好みの言語やデータ分析ツールを使ってアクセスできる。目的ごとに分析エンジンを使い分ける必要がない
分析エンジン初期リリースでは、SQLエンジン、機械学習エンジン、グラフエンジンの3つのエンジンを提供する
データアクセス言語初期リリースでは、SQL、R、Pythonの3つの言語でアクセスできる
価格要問い合わせ
発表日2018年11月7日
提供開始日2018年11月7日