NTTテクノクロスの「アカンサス」は、業務システムのアカウント(ID)の棚卸業務(確認と整理)を支援するソフトである。IDの利用状況を確認して点検できる。これまで1カ月以上かけていた棚卸し作業を1週間に短縮できる、としている。クラウド型とオンプレミス型のどちらでも利用できる。

アカンサスによるID棚卸業務の概要
アカンサスによるID棚卸業務の概要
(出所:NTTテクノクロス)
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 誰がどのIDを使っているかをレポートする。従業員一覧データとID一覧データを独自のルールで突き合わせて、それぞれのIDを「利用者」「利用者の候補」「利用者不明」の3種類に分類する。部署を異動した人が使っていたIDや退職者が使っていたIDなども一覧でレポートする。

 棚卸しに必要な「従業員一覧」と「ID一覧」は、データベース管理システムやExcelファイルなど、各種のデータをそのまま利用できる。同一人物が複数のデータソースに存在している場合は、候補を提示して画面上から名寄せができる。

 背景には、利用するクラウドサービスの増加や、派遣社員など正社員以外の利用者の拡大などによって、ID管理の負荷が高まっているという状況がある。NTTテクノクロスが200社以上に対してID棚卸業務についてヒアリングしたところ、社員数に関係なく、システム管理者が1システムあたり1~3カ月かけてExcelで点検しているケースがほとんどだったという。

アカンサスの概要
用途と機能業務システムのアカウント(ID)の棚卸業務(確認と整理)を支援するソフト。IDの利用状況を確認して点検できる
効果これまで1カ月以上かけていた棚卸し作業を1週間に短縮できる、としている
提供形態クラウド型とオンプレミス型のどちらでも利用できる
アウトプット誰がどのIDを使っているかをレポートする。従業員一覧データとID一覧データを独自のルールで突き合わせて、それぞれのIDを「利用者」「利用者の候補」「利用者不明」の3種類に分類する。部署を異動した人が使っていたIDや、退職者が使っていたIDなども一覧でレポートする
棚卸しに必要なデータ「従業員一覧」と「ID一覧」が必要。データベース管理システムやExcelファイルなど、各種のデータをそのまま利用できる。同一人物が複数のデータソースに存在している場合は、候補を提示して画面上から名寄せができる
背景利用するクラウドサービスの増加や、派遣社員など正社員以外の利用者の拡大など
価格(税別)年額105万円から
発表日2018年10月3日
提供開始日2019年2月