TISの「Xenlon~神龍モダナイゼーションサービス」は、メインフレーム環境で動作している業務システムをモダナイゼーション(近代化)するSIサービスである。オープン環境への移行や、システムのモダナイゼーションのためのメニューを揃えている。主に、100万ステップ級の大規模なシステムを対象とする。
同サービスでは、システム移行前のアセスメントとプロトタイプ検証、COBOLなどの旧言語からJavaに書き換えるマイグレーション作業、システム移行後のリファクタリング(プログラムの動作や振る舞いを変えずに内部構造を最適化)、などを実施する。
大きく3つのメニューで構成する。
(1)「アセスメントサービス」は、レガシーシステムの診断、移行方針の立案、近代化による効果の可視化/評価、など。一部の機能を実際に移行したプロトタイプを検証し、再構築の適性を評価する。
(2)「マイグレーションサービス」は、実際に移行ソフトを用いてオープン環境に移行する。COBOLやPL/1などの古い言語からJavaに変換するリライト主体の方針の下、クラウドベースのオープン環境に移行する。
マイグレーションサービスでは、既存システムの資産とシステム要件を分析し、リライトによってソースコードを生成し、移行の前後で生じる環境の差異を吸収するために必要な部品を開発し、テストと実際の移行までをワンストップで実施する。
(3)「リノベーションサービス」は、オープン環境に移行したシステムを、最適化/最新化する。マイグレーション時に導入するDevOpsを活用してリファクタリングを実施するほか、最新技術を活用してシステムを改善する。
Xenlon~神龍モダナイゼーションサービスの概要
用途と機能 | メインフレーム環境で動作する業務システムをモダナイゼーション(近代化)するSIサービス。オープン環境への移行やシステムのモダナイゼーションのためのメニューを揃えている | ||
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主な対象 | 主に、100万ステップ級の大規模なシステム | ||
サービスの内容 | システム移行前のアセスメントとプロトタイプ検証、COBOLなどの旧言語からJavaに書き換えるマイグレーション、システム移行後のリファクタリング、などを実施する | ||
サービスメニュー | アセスメントサービス | マイグレーションサービス | リノベーションサービス |
メニューごとの概要 | レガシーシステムの診断、移行方針の立案、近代化による効果の可視化/評価、などを実施 | 実際に移行ソフトを用いてオープン環境に移行する。古い言語からJavaに変換するリライトが主体となる | オープン環境に移行したシステムを、リファクタリングなどによって最適化/最新化する |
価格(税別) | 250万円から | 個別見積もり | |
発表日 | 2018年9月19日 | ||
提供開始日 | 2018年9月19日 |