ラックの「Threat Landscape Advisoryサービス(早期警戒情報提供サービス)」は、検索エンジンからたどることができない“ダークウェブ”に流出している企業情報を分析する情報提供サービスである。標的型攻撃や不正アクセスなどの潜在的な脅威に備えられるようにする。米Recorded Futureの日本法人であるレコーデッド・フューチャー・ジャパンが提供している脅威インテリジェンス(脅威情報の提供)サービス「Recorded Future」を活用する。

脅威インテリジェンスサービス「Recorded Future」の画面
脅威インテリジェンスサービス「Recorded Future」の画面
(出所:米Recorded Future)
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 会社名や製品名など、あらかじめ監視対象として指定した企業情報がダークウェブ上に存在するかどうかを監視する。これにより、攻撃キャンペーンの計画、フィッシングサイト用の類似ドメインの登録、製品に関する機密情報の漏えい、といった脅威をいち早く検知できる。

 ラックのアナリストが、脅威インテリジェンスサービスのRecorded Futureを利用して、ダークウェブを監視する。関連する脅威情報を確認した際には、脅威情報を分析し、リスクを判定する。具体的な脅威とリスクが発生する場合は、脅威とリスクの内容、必要な対策についてのアドバイスを契約企業に報告する。また、四半期ごとの定期レポートでは、サービス契約組織と同一業種におけるインシデント発生状況を提供する。

 ユーザー企業がRecorded Futureを直接利用するためのライセンスも用意している。Web画面やWeb APIを介して、Recorded Futureを直接利用できる。Recorded Futureのライセンスを購入した企業向けには、データ分析などの運用を支援するサービスも提供する。

 なお、ダークウェブとは、Webブラウザーからアクセスできる公開データである一方で、どこからもリンクしていないために検索エンジンからはたどれないWeb情報群のことである。サイバー犯罪者による情報共有、不正攻撃ツールや個人情報の販売、といったことが行われている。ダークウェブ上にある情報を監視することがセキュリティ対策で重要である。

Threat Landscape Advisoryサービス(早期警戒情報提供サービス)の概要
用途と機能検索エンジンからたどることができない“ダークウェブ”に流出している企業情報を分析する情報提供サービス。標的型攻撃や不正アクセスなどの潜在的な脅威に備えられるようにする
監視内容会社名や製品名など、あらかじめ監視対象として指定した企業情報がダークウェブ上に存在するかどうかを監視する
サービスの
効果
攻撃キャンペーンの計画、フィッシングサイト用の類似ドメインの登録、製品に関する機密情報の漏えい、といった脅威をいち早く検知できる
ベースとなるサービス米Recorded Futureの日本法人であるレコーデッド・フューチャー・ジャパンが提供している脅威インテリジェンス(脅威情報の提供)サービス「Recorded Future」を活用する
サービスの
提供方法
ラックのアナリストが、脅威インテリジェンスサービスのRecorded Futureを利用して、ダークウェブを監視する。関連する脅威情報を確認した際には、脅威情報を分析し、リスクを判定する。具体的な脅威とリスクが発生する場合は、脅威とリスクの内容、必要な対策についてのアドバイスを契約企業に報告する。また、四半期ごとの定期レポートでは、サービス契約組織と同一業種におけるインシデント発生状況を提供する
Recorded Futureの
直接利用
ユーザー企業がRecorded Futureを直接利用するためのライセンスも用意している。Web画面やWeb APIを介して、Recorded Futureを直接利用できる。Recorded Futureのライセンスを購入した企業向けには、データ分析などの運用を支援するサービスも提供する
価格(税別)■Threat Landscape Advisoryサービスは、年額600万円から
■Recorded Futureを直接利用できるライセンスは、年額1500万円から
発表日2019年2月19日
提供開始日2019年4月(Threat Landscape Advisoryサービス)
2019年3月(Recorded Futureを直接利用できるライセンス)