米Facebookと、米Major League Soccer(MLS)およびスペイン語テレビネットワークの米Univision Communicationsは、現地時間2017年3月10日、米プロサッカーの試合をFacebook上でライブストリーミング配信する契約を結んだと発表した。

 これにより米国で、Univision Communicationsが今シーズン中に放送する、少なくとも22試合の英語版を、3月18日からFacebookのUnivisionページ「Univision Deportes」でライブ配信する。一方MLSは「Matchday Live」と呼ぶ番組を制作し、FacebookのMLSページで配信する。

 米Wall Street Journalによると、18億6000万人に上るFacebookの月間ユーザーのうち、約35%に当たる6億5000万人が少なくとも1つのスポーツ関連ページとつながりを持っている。そのうちサッカーは最も人気のあるスポーツだという。

 メジャーリーグの試合は、すでに大手テレビネットワークが長期契約を結んでおり、Facebookなどが放映権を得ることは困難。だがFacebookは今回、スペイン語テレビネットワークであるUnivision Communicationsが放映権を持つMLSの試合のうち、英語による放映権を独占的に得ることに成功したと、Wall Street Journalは伝えている。

 同紙によると、Facebookは最近、World Surf League(世界プロサーフィン連盟:WSL)やNational Basketball Association(NBA)のマイナーリーグと契約を結んだ。現在はMajor League Baseball(MLB)と同様のライブストリーミング配信に関して協議しているという。

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