米McAfeeは米国時間12月11日,検索エンジンの利用に関する危険性についての調査結果を発表した。5つの主要検索エンジン「Google」「Yahoo!」「MSN」「AOL」「Ask」を対象に調査したところ,検索結果に危険なWebサイトが平均4.4%含まれていたという。2006年5月調査時の5%と比べ危険度が軽減した。

 スポンサ付きリンクに限定した場合,危険なWebサイトの割合は平均8%,スポンサなしに限定すると平均3.0%だった。「2006年5月に実施した同様の調査(それぞれ8.5%と3.1%)より安全性が向上した」(McAfee)。

 今回,危険なWebサイトが含まれる割合が最も高かったのはYahoo!(5.1%)。危険度が最も低かったのはAOL(3.6%)だった。

 そのほかの結果では,アダルト関連の検索語を入力した場合に,危険なWebサイトが8.0%含まれていた。また,「free(無料)」や,「ipod nano」がカテゴリに含まれる「tech toys(ハイテク玩具)」「mp3 music downloads(MP3ミュージック・ダウンロード)」といった一部の人気キーワードでは,危険なWebサイトが含まれる割合が跳ね上がる。

 McAfeeは,消費者が検索結果を通じて危険なWebサイトを訪れる回数は1カ月当たり2億6800万回以上,と推計している。

発表資料(1)
発表資料(2)