CSSでは,それぞれのタグ内の一部のみにスタイルを指定することが可能となっています。例えば,1文の1文字目のみをおおきくする,初めの行のみイタリックにするなどです。

 このようなスタイルの指定には「擬似要素」を利用します。擬似要素はスタイルの指定を行う際に対象となるタグの後に「:」で区切って擬似要素を指定します。

対象のタグ:擬似要素 { 要素 : 値; }

 以下のような擬似要素を利用する事が可能です。

表1●CSSで利用可能な主な疑似要素
疑似要素意味
first-letterはじめの1文字
first-lineはじめの1行
irst-childはじめの要素