米Microsoftは現地時間2014年1月27日、オンラインストレージサービス「SkyDrive」の名称を「OneDrive」に変更すると発表した。

 改称は「近いうち」としているが、正式な日程については明らかにしていない。専用サイトで電子メールアドレスを登録すれば、OneDriveが公開された際に通知を受け取れる。

 SkyDriveおよび「SkyDrive Pro」の既存ユーザーは、それぞれOneDriveおよび「OneDrive for Business」に移行される。ユーザーは特別な手続きをすることなく、従来同様の機能とコンテンツにアクセスできる。

 新名称について同社は、「ユーザーは複数のデバイスを所有するようになっているが、大切な写真やビデオ、ドキュメントなどをまとめて保存し、すべての所有デバイスからシームレスにつながることができる場所を欲している」と説明。1つの場所でユーザーの生活のすべてに応える、という意味が込められているとした。

 また同社は、「SkyDriveのように愛されている製品名を変更するのは、容易ではなかった」と述べ、改称が英BSkyBとの和解に関連していることを示唆している。

 Microsoftは2013年7月、英国の裁判所からSkyDriveがBSkyBの商標を侵害しているとの判決を受け、控訴して係争を続けるよりも、名称を変えることでBSkyBと和解することを選んだ(米InfoWorldの報道)。

[発表資料へ]