サイボウズスタートアップスは2013年2月5日、「安否確認サービス」の新バージョン「安否確認サービス バージョン3」の提供を開始した。新バージョンでは、会社で管理しているメールアドレス以外のメール利用者も安否確認の対象とすることができる。

 安否確認サービスは、サイボウズスタートアップスが2011年12月より提供しているクラウドサービス。災害発生時の安否確認を携帯電話やパソコンで行えるほか、被害状況を正確に把握し、社員に指示する機能も備えている。同サービスはすでに100社以上で利用されているという。

 これまでの安否確認サービスでは、会社で管理しているメールアドレスを持つ社員のみ安否確認ができるようになっていたが、介護事業会社や飲食チェーンなどでは会社管理のメールアドレスを持たない人も対象にしてほしいという要望が高かった。新バージョンでは、会社管理以外のメールアドレスもサービス対象とすることで、飲食店におけるパートの従業員や、介護事業会社の顧客となる独居老人などの安否確認が可能となった。

 また、新バージョンのプレミアムプランでは、ノロウィルスやインフルエンザなどのパンデミックに対応できるよう、毎朝決まった時間に体温などの報告を求めるメールを予約送信する機能も備えている。

 安否確認サービスの利用料金は、50ユーザーの場合でスタンダードプランが月額6800円、プレミアムプランが月額8800円(価格はいずれも税別)。2カ月間は無料トライアルが可能だ。