米Googleは現地時間2012年7月3日、一部製品およびサービスの終了予定について発表した。同社は昨年から製品およびサービスの整理統合を進めており、今回の“大掃除”ではパーソナライズドホームページ「iGoogle」などが含まれる。

 iGoogleは2013年11月1日をもって終了する。iGoogleは2005年に公開されたサービスで、「テーマ」と呼ばれる背景画像や、「ガジェット」と呼ばれるミニアプリケーションを自由に設定および配置して、個人の趣向に合わせたホームページを作成できるというもの。同社のWebブラウザー「Chrome」やモバイルプラットフォーム「Android」などで動作する最新のアプリケーションの普及などにより、時間とともにiGoogleのニーズが減少しているため、閉鎖を決定したとGoogleは説明している。

 また、中小企業向け検索アプライアンス「Google Mini」の提供を2012年7月31日に打ち切る。ただし、既存顧客に対する技術サポートは契約満期まで続ける。

 ビデオ検索サービス「Google Video」は2009年5月にアップロード機能を廃止しているが、今夏の終わりに残っているコンテンツを「YouTube」に移行する。同社はユーザーに対して、2012年8月20日までにコンテンツの移動、削除、ダウンロードを行うよう勧めている。

 このほか、チャット機能付きIMサービス「Google Talk」をWebサイトに設置できる「Google Talk Chatback」と、Symbian搭載端末向けアプリケーション「Symbian Search App」を廃止する。

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