チーフ・イノベーション・オフィサー(Chief Innovation Officer)とは、革新的な商品やサービスを生み出したり、業務プロセスを変革したりする働きをする最高責任者・役員(オフィサー)を指す。研究開発型製造業や、ITベンチャー企業などでこの役職を設置している場合がある。

 情報システムを統括するCIO(チーフ・インフォメーション・オフィサー)の役割が広がったものとしても位置づけられる。チーフ・イノベーション・オフィサーに近い役割として、調査会社の米ガートナーは「チーフ・デジタル・オフィサー(CDO)」という概念を提唱。CDOはITの進化を踏まえて新たなビジネスチャンスを嗅ぎ取って、実現に結び付ける人材を指す。