写真1●9月23日の発表会でSurfaceの第2世代モデル「Surface 2」を披露する米マイクロソフトのPanos Panay氏
写真1●9月23日の発表会でSurfaceの第2世代モデル「Surface 2」を披露する米マイクロソフトのPanos Panay氏
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 2013年10月22日、米マイクロソフトは独自タブレット「Surface」の第2世代モデルを発売する。第1世代の後継機種という位置づけで同社が9月23日に発表した新端末は、日本を含まない世界21カ国で同時発売となる(写真1)。

 日本での発売時期は発表されていないものの、ITpro EXPO 2013で日本マイクロソフトの樋口泰行社長が講演をしてから、同社が国内発売に向けて準備を急いでいるとの情報がにわかに増えている(関連記事:[ITpro EXPO 2013]「Surface 2を日本でも発売」日本MS樋口社長が講演)。

 そこで今回はSurface 2とはどのようなデバイスなのか、海外での発売直前に改めて振り返ってみることにする。

他のOEMメーカーに先んじてWindows 8.1対応機を投入

 海外で発売される第2世代Surfaceは「Surface 2」と「Surface Pro 2」の2機種。いずれも数々のフィードバックを反映した最新スペックとなっている。ただし、まず注目したいのはその発売日だ。

写真2●Surface 2とSurface Pro 2の製品概要。いずれも世界21カ国で10月22日発売される
写真2●Surface 2とSurface Pro 2の製品概要。いずれも世界21カ国で10月22日発売される
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 第1世代では、OSにWindows RTを採用した「Surface RT」がWindows 8と同じ2012年10月26日の発売だったのに対し、Windows 8 Proを採用した「Surface Pro」は翌2013年2月9日の発売となった。特にSurface ProはOEMメーカーとの本格的な競合が予想されていたが、Windows 8の発売から3カ月強の期間を挟んだ後のデビューとなり、年末商戦にも参戦しなかったことで、OEMメーカーなどへの影響は最小限にとどまる格好となった。

 ところが第2世代モデルでは、Windows 8.1対応デバイスの発売日である10月18日からわずか4日後の10月22日に、Windows RT 8.1機「Surface 2」と、Windows 8.1 Pro機「Surface Pro 2」が世界21カ国で同時発売となる(写真2)。