米アップルの最新スマートフォン「iPhone 5」の国内販売が、本日(9月21日)朝に始まった。iPhone 5は日本時間9月13日未明の発表から24時間で予約が200万台を突破するなど販売面も好調で、世界的に大きな関心を集めている。
ITproでも最新レビュー、モバイルキャリアの料金モデルやサービス内容などの関連記事を先週末から今週にかけて多数掲載した。以下、それらの記事をまとめて紹介する。
使い勝手は好評、ただしiOS 6の地図アプリには不具合が多発
複数のレビュー記事を見る限り、気になる使い勝手は好評だ。特に、Android搭載スマートフォンに比べて見劣りしていたディスプレイのサイズを3.5インチから4インチに拡大。なおかつ、持ちやすさを重視して横幅は変えずに、ディスプレイの縦方向だけを大きくしたことが高く評価されている。米国時間9月19日には、モバイル機器用OSの最新版「iOS 6」の提供も始まった。iOS 6は音声アシスタント「Siri」の対応言語増加など、200を超える新機能を搭載する。これらの機能強化はおおむね好意的に受け取られているが、米Googleの地図アプリケーション「Google Maps」からの切り替えで新たに搭載されたアップル独自の地図アプリケーション「Maps」だけは不具合が多発しており、ユーザーから非難の声が上がっている。
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【レビュー/スペック紹介】
- iOS 6搭載のApple製地図アプリに非難ごうごう
- これは速い!想像以上のiPhone 5
- iPhone 5と競合3機種、スペック比較
- iPhone 5、アップルが3つのモデルを投入する意味
- iPhone 5に欲しかった5つの機能
- アップルがiOS 6を提供開始、独自開発の地図など200を超える新機能を搭載
- Don’t Think Different:iOS 6の企業向け管理機能「App Lock」
- iPhone 5、16GBモデルの推定製造原価は207ドル
ソフトバンクモバイルもテザリング対応を発表
数多くの記事の中で、携帯/スマホユーザーの関心を集めたのが、ソフトバンクモバイル、KDDIというモバイルキャリアの動向を報じたものだ。両社は9月14日にiPhone 5向けの料金プランを発表。この時点で、KDDIはiPhone 5をモバイル無線LANルーターとして利用する「テザリング」機能をiPhone 5の発売と同時に提供すること、テザリングではLTEによる高速通信も利用可能とすることを明らかにした。一方、ソフトバンクモバイルは14日の発表ではテザリングに触れていなかった。
その後、ソフトバンクモバイルは9月19日に発表会を開催。LTEサービス「SoftBank 4G LTE」の契約者向けに、iPhone 5のLTEを利用できる「テザリングオプション」を発表した。ただし、こちらの提供開始は来年の1月15日となる。
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【モバイルキャリアの動向】
- 「LTE展開はKDDIの2.4倍進んでいる」、ソフトバンクの孫社長
- 「さくさく動き、さくっと切り替えられる」、iPhone 5発売セレモニーで孫社長がアピール
- 「auのiPhoneが本命」、田中社長がiPhone 5発売イベントで自信
- ソフトバンクモバイルがLTE向け施策を発表、テザリング解禁は来年1月15日から
- ソフトバンクが9月21日からiPhone 5対応「4G LTE」開始
- KDDIが9月21日からLTEサービス「au 4G LTE」開始、2013年度中に150Mbpsも