Linuxコマンド集
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wget  ファイルをダウンロードする (1)

 構文  
wget [option] URL

 オプション  
-b バックグラウンドで実行する
-o ファイル 指定したファイルにログを書き出す
-q メッセージを表示しない
-v メッセージを表示する
-i ファイル 指定したファイルに記述されたURLを使ってファイルを入手する
-F -iオプションで指定したファイルをHTMLファイルとして扱う
-t 回数 リトライ回数を指定する
-nc すでにあるファイルはダウンロードしない
-c ファイルの続きからダウンロードをする
-T 時間 タイムアウトを指定する。単位は秒
-w 時間 リトライまでの時間を指定する。単位は秒
-Q サイズ ダウンロードするファイルサイズを制限する
-nd ディレクトリを作らずダウンロードする
-x ディレクトリを作成する
-P ディレクトリ ダウンロード先のディレクトリを指定する
--http-user=ユーザー名 HTTPのベーシック認証のユーザー名を指定する
--http-passwd=パスワード HTTPのベーシック認証のパスワードを指定する
--proxy-user=ユーザー名 プロキシ・サーバーのユーザー名を指定する
--proxy-passwd=パスワード プロキシ・サーバーのパスワードを指定する
--retr-symlinks FTPサーバーでシンボリック・リンクをファイルとしてダウンロードする
-r 再帰的にファイルを入手する
-l 階層数 再帰的にファイルを入手する場合の階層数を指定する
-m ミラーとしてダウンロードする
-A 文字列 指定した文字列のあるファイルをダウンロードする
-R 文字列 ダウンロードしないファイルを指定する
-D ドメイン ダウンロード元のドメインを指定する
--exclude-dimains=ドメイン ダウンロードしないドメインを指定する
-L 相対リンクのみをダウンロードする
--follow-ftp リンク先がFTPサーバーであってもダウンロードする
-H ホストが異なっても再帰的にダウンロードする
-I ディレクトリ ダウンロードするディレクトリ指定する
-X ディレクトリ ダウンロードしないディレクトリを指定する
-np 親ディレクトリを再帰の対象としない

 説明  

ファイルをFTPサーバーやWebサーバーからダウンロードする。レジューム機能にも対応しており,途中からダウンロードの再開ができる。また,再帰的にディレクトリを探り,複数のファイルをダウンロードできる。


 使用例  
Webサーバーからファイルをダウンロードする
$ wget http://www.xxxxx.co.jp/file.tar.gz 

リトライ回数を5回に設定してFTPサーバーからファイルをダウンロードする。
$ wget -t 5 ftp://ftp.xxxxxx.co.jp/file.tar.gz 

FTPサーバーのdirディレクトリ以下を全て取得する
$ wget -r ftp://ftp.xxxxxx.co.jp/dir/ 

Webサーバーから5段階までリンクをたどりながらファイルを入手する
$ wget -l 5 -L http://www.xxxxx.co.jp/index.html 

png画像のみを入手する
$ wget -A .png http://www.xxxxx.co.jp/index.html 

 関連事項  
ftpscp
■変更履歴
「ダウンロード先のディレクトリを指定する」のオプションを「-p」としていましたが,正しくは「-P」です。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。 [2007/07/10 18:00]