シェル・スクリプト・リファンレス
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 シェルとは

 シェルとは「ユーザーからの入力をシステムに伝え,その結 果をユーザーに引き渡す」,いわば窓口のようなものである。たとえばユーザーから「現在のディレクトリにあるファイルの名前を知りたい」という注文はシェルに伝えられ,それをシステムが処理をする。そして得た結果を,シェルはユーザーに伝える。実際には,


$ ls 
 ←  ユーザーからの注文
file1  file2  file3     ←  実行の結果

のようにユーザーが注文をキーボードから入力し,その実行結 果を画面に表示する。

 シェルは「$」という記号(プロンプト)を表示し,ユーザーの入力を待っている状態であることを知らせる(ルートの場合は「#」が表示される)。 また,ユーザーがシステムに命令する際には,コマンドを発行する。

 Linuxで利用されるシェルにはshやbashといった「Bシェル」 ,cshやtcshといった「Cシェル」がある。通常LinuxではBシェルを利用することが多い。本リファンレスではBシェルでの利用方法を説明する。